多機能歯科用CTによる患者の臓器・組織線量と実効線量の推定

「目的」 歯科用に開発されたX線CT装置は, 現在も開発と改良が進み歯科医療において注目されている画像検査装置である. 朝日レントゲン工業は歯科用CT装置PSR9000を開発し, さらに製品としてPSR9000Nを市販した. この装置は歯科用に開発され, 小照射野の円錐形利用線錐を用いて撮影される. これらはX線受像器としてImage Intensifier(I.I.)を用い, データをアナログ-ディジタル(AD)コンバータによりAD変換し, 変換されたデータをコンピュータに取り込み, 画像再構成をする一連の装置である1. このような装置により歯科領域の3次元的画像を医科用CTを用いずに作成す...

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Published inShika Hoshasen Vol. 48; no. 4; pp. 61 - 67
Main Authors 川嶋, 祥史, 西澤, かな枝, 岩井, 一男, 松本, 邦史, 三島, 章, 小林, 馨
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会 2008
日本歯科放射線学会
Japanese Society for Oral and Maxillofacial Radiology
Subjects
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ISSN0389-9705
2185-6311
DOI10.11242/dentalradiology.48.61

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Summary:「目的」 歯科用に開発されたX線CT装置は, 現在も開発と改良が進み歯科医療において注目されている画像検査装置である. 朝日レントゲン工業は歯科用CT装置PSR9000を開発し, さらに製品としてPSR9000Nを市販した. この装置は歯科用に開発され, 小照射野の円錐形利用線錐を用いて撮影される. これらはX線受像器としてImage Intensifier(I.I.)を用い, データをアナログ-ディジタル(AD)コンバータによりAD変換し, 変換されたデータをコンピュータに取り込み, 画像再構成をする一連の装置である1. このような装置により歯科領域の3次元的画像を医科用CTを用いずに作成することが可能となった. 歯科用X線CT装置としてはNewTom 9000(QR, Italy), 3DX X II(モリタ製作所), CB MercuRay, CB Throne(日立メディコ)などがある.
ISSN:0389-9705
2185-6311
DOI:10.11242/dentalradiology.48.61