インターネットを利用した対面指導と同レベルでの栄養指導の試み -第1報

「1. 緒言」わが国において, 生活習慣病の予防対策としてメタボリックシンドロームの健診基準が示されるなど, 保健指導, なかでも個人指導の重要性が認識されている今日1), 遠隔地においても面接指導と同レベルでの指導方法が求められている. そこで, 地域や時間に束縛されることがないインターネットを利用した, 健康サポートシステムを開発した(図1). 新しい試みとしてのビデオ指導は, クライアントに話しながら指導媒体も見せることができ, クライアントと指導者が双方向コミュニケーションをもって取り組め, さらに, ニーズにあった指導を提供することで, 実施継続が可能な支援ツールとなるよう, 現在テ...

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Published inThe Journal of Japan Mibyou System Association Vol. 12; no. 2; pp. 301 - 303
Main Authors 橋本, 通子, 野々村, 瑞穂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本未病システム学会 2006
Japan Mibyou System Association
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ISSN1347-5541
2185-2162
DOI10.11288/mibyou1998.12.301

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Summary:「1. 緒言」わが国において, 生活習慣病の予防対策としてメタボリックシンドロームの健診基準が示されるなど, 保健指導, なかでも個人指導の重要性が認識されている今日1), 遠隔地においても面接指導と同レベルでの指導方法が求められている. そこで, 地域や時間に束縛されることがないインターネットを利用した, 健康サポートシステムを開発した(図1). 新しい試みとしてのビデオ指導は, クライアントに話しながら指導媒体も見せることができ, クライアントと指導者が双方向コミュニケーションをもって取り組め, さらに, ニーズにあった指導を提供することで, 実施継続が可能な支援ツールとなるよう, 現在テスト段階にある. また, 疾病の治療や介護など, 社会保障に関わる社会的負担が急速に増大し2), 医療費を抑制するためには治療から予防への視点が重視され, 予防医学への関心が寄せられていることから, ネット利用率の高い若年者への指導も考慮した.
ISSN:1347-5541
2185-2162
DOI:10.11288/mibyou1998.12.301