固有鼻腔内に萌出した逆生歯の1例

鼻腔内に歯冠が萌出した逆生歯を1例経験した.症例は22歳男性で, 鼻腔内の精査を希望して当院を受診した.本症例の確定診断は内視鏡検査によって得られたが, 逆生歯の萌出位置, 形態および周囲組織との関係などに関する詳細な診断には, コンビームCTが有用であった.今回の症例は逆生歯の萌出位置が比較的後方部に位置していたため, 全身麻酔下で口腔内から摘出した.その後, 合併症を伴うことなく, 良好な結果が得られた....

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Published in昭和歯学会雑誌 Vol. 24; no. 3; pp. 287 - 290
Main Authors 高橋, 由香, 代田, 達夫, 松浦, 光洋, 宇山, 理紗, 松原, 太明, 松井, 義郎, 南雲, 正男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 昭和大学・昭和歯学会 2004
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Summary:鼻腔内に歯冠が萌出した逆生歯を1例経験した.症例は22歳男性で, 鼻腔内の精査を希望して当院を受診した.本症例の確定診断は内視鏡検査によって得られたが, 逆生歯の萌出位置, 形態および周囲組織との関係などに関する詳細な診断には, コンビームCTが有用であった.今回の症例は逆生歯の萌出位置が比較的後方部に位置していたため, 全身麻酔下で口腔内から摘出した.その後, 合併症を伴うことなく, 良好な結果が得られた.
ISSN:0285-922X
2186-5396
DOI:10.11516/dentalmedres1981.24.287