関節リウマチ患者から学ぶ関節診察法実習の効果

1)東京女子医大では関節リウマチ(以下RA)患者が直接医学生に関節疾患診察法を講義する実習を2001年に導入した.実習直後の調査で,全員が「大体理解できた」もしくは「よく理解できた」と評価した. 2)2009年度全病棟実習終了後の評価で,医学生は,本講義は患者の心情を理解することや勉強のモチベーションを高めることに役立ったと評価し,学生の本講義に対する満足度は高かった. 3)医学生は患者参加型講義の増加を望む声が高かった.RA患者が直接医学生に講義する実習は学生教育に有用な教育プログラムと考えられた....

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Bibliographic Details
Published in医学教育 Vol. 42; no. 3; pp. 149 - 152
Main Authors 寺井, 千尋, 中島, 亜矢子, 山中, 寿
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2011
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.42.149

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Summary:1)東京女子医大では関節リウマチ(以下RA)患者が直接医学生に関節疾患診察法を講義する実習を2001年に導入した.実習直後の調査で,全員が「大体理解できた」もしくは「よく理解できた」と評価した. 2)2009年度全病棟実習終了後の評価で,医学生は,本講義は患者の心情を理解することや勉強のモチベーションを高めることに役立ったと評価し,学生の本講義に対する満足度は高かった. 3)医学生は患者参加型講義の増加を望む声が高かった.RA患者が直接医学生に講義する実習は学生教育に有用な教育プログラムと考えられた.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.42.149