ナノファイバー不織布を用いたバフ加工の研磨特性

著者らは,これまで量産性を考慮した改良型メルトブロー法によるポリプロピレン(PP)のセミマイクロオーダ径のナノファイバー不織布の安定した製法を実現した.本報ではマシニングセンターでの研磨仕上げを目的に,ナノファイバー不織布を用いたバフ工具を試作し,その研磨メカニズムを検討した.その結果,ナノファイバー不織布の繊維径,かさ密度および砥粒径の組み合わせがバフ研磨性能に大きく影響するパラメータであることを明らかにした....

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Published inJournal of the Japan Society for Abrasive Technology Vol. 61; no. 11; pp. 600 - 606
Main Authors 呉, 魏, 青山, 栄一, 廣垣, 俊樹, 池ヶ谷, 守彦, 越前谷, 孝嗣, 曽田, 浩義
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 社団法人 砥粒加工学会 01.11.2017
Japan Science and Technology Agency
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Summary:著者らは,これまで量産性を考慮した改良型メルトブロー法によるポリプロピレン(PP)のセミマイクロオーダ径のナノファイバー不織布の安定した製法を実現した.本報ではマシニングセンターでの研磨仕上げを目的に,ナノファイバー不織布を用いたバフ工具を試作し,その研磨メカニズムを検討した.その結果,ナノファイバー不織布の繊維径,かさ密度および砥粒径の組み合わせがバフ研磨性能に大きく影響するパラメータであることを明らかにした.
ISSN:0914-2703
1880-7534
DOI:10.11420/jsat.61.600