NBDC RDFポータル:セマンティックに統合された生命科学データの利用を加速するために
生命科学分野の多種多様なデータベースは,それぞれが異なる語彙や形式によって記述されており,横断的にデータを統合して利用する際の妨げになっている。この問題を解決するため,JSTバイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)と情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)は,生命科学データベースを開発している日本の研究グループに対しRDFの採用を推奨してきた。RDFを採用することで,データベース間の相互運用性が高まり,データの自動処理が進むと考えられている。また,NBDCは,日本で開発されている生命科学分野のRDFデータを一覧できるように,ポータルサイトの運用を開...
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Published in | 情報管理 Vol. 59; no. 4; pp. 232 - 240 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
国立研究開発法人 科学技術振興機構
2016
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Summary: | 生命科学分野の多種多様なデータベースは,それぞれが異なる語彙や形式によって記述されており,横断的にデータを統合して利用する際の妨げになっている。この問題を解決するため,JSTバイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)と情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)は,生命科学データベースを開発している日本の研究グループに対しRDFの採用を推奨してきた。RDFを採用することで,データベース間の相互運用性が高まり,データの自動処理が進むと考えられている。また,NBDCは,日本で開発されている生命科学分野のRDFデータを一覧できるように,ポータルサイトの運用を開始した。本稿では,生命化学データベースをRDF化することの利点や,国内および世界における状況を述べ,NBDC RDFポータルについて紹介する。 |
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ISSN: | 0021-7298 1347-1597 |
DOI: | 10.1241/johokanri.59.232 |