早期発症側弯症に対する矯正ギプス治療の短期成績

早期発症側弯症の治療の目的は,側弯の進行予防と共に脊柱と胸郭の成長を温存し胸郭不全症候群を予防することにある.主体となる治療法は成長温存手術であるが,手術までの待機期間におけるcast治療について焦点が当てられる事は少ない.無麻酔下でのCorrective castとBraceを患児の状態に応じて可能な限り繰り返し行うことで,数年という短期間であっても良好な成績を得た....

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Published inJournal of Spine Research Vol. 12; no. 11; pp. 1326 - 1331
Main Authors 飯塚, 正明, 野原, 亜也斗, 岸田, 俊一, 馬場, 聡史, 正田, 修己, 小野, 貴司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 20.11.2021
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Summary:早期発症側弯症の治療の目的は,側弯の進行予防と共に脊柱と胸郭の成長を温存し胸郭不全症候群を予防することにある.主体となる治療法は成長温存手術であるが,手術までの待機期間におけるcast治療について焦点が当てられる事は少ない.無麻酔下でのCorrective castとBraceを患児の状態に応じて可能な限り繰り返し行うことで,数年という短期間であっても良好な成績を得た.
ISSN:1884-7137
2435-1563
DOI:10.34371/jspineres.2021-1109