東京医科歯科大学の場合

1) 臨床教育は,準備学習であるプレクリニカル・クラークシップ,見学型実習よりなるコンビネーション・ブロック,長期間の参加型臨床実習よりなるクリニカル・クラークシップの3 要素からなる.クリニカル・クラークシップはコ ア科および選択科よりなり,10 科を4 週間ローテート,2 科を2 週間ローテートする. 2) 参加型臨床実習の導入に際しては,米国ハーバード大学へ延べ100 名に及ぶ教員を派遣し,その報告を参考に,日本の事情に適した導入モデルを創出した. 3) デモ動画作成,院内PHS 配布,電子カルテへの学生記載の反映,全医療従事者へのパンフレット配布などで円滑な導入を図った....

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Bibliographic Details
Published in医学教育 Vol. 43; no. 1; pp. 3 - 8
Main Authors 高田, 和生, 田中, 雄二郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2012
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.43.3

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Summary:1) 臨床教育は,準備学習であるプレクリニカル・クラークシップ,見学型実習よりなるコンビネーション・ブロック,長期間の参加型臨床実習よりなるクリニカル・クラークシップの3 要素からなる.クリニカル・クラークシップはコ ア科および選択科よりなり,10 科を4 週間ローテート,2 科を2 週間ローテートする. 2) 参加型臨床実習の導入に際しては,米国ハーバード大学へ延べ100 名に及ぶ教員を派遣し,その報告を参考に,日本の事情に適した導入モデルを創出した. 3) デモ動画作成,院内PHS 配布,電子カルテへの学生記載の反映,全医療従事者へのパンフレット配布などで円滑な導入を図った.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.43.3