心臓血管麻酔に使用できる超音波ガイド下神経ブロック

心臓血管麻酔における脊髄幹麻酔は,抗血栓療法によりリスクが助長されるため,施行を躊躇する場面が多いと思われる。周術期管理におけるトレンドがオピオイド中心の管理から神経ブロックも組み入れた多角的鎮痛戦略へ変遷を遂げる中で,心臓血管麻酔領域においても末梢神経ブロックにかけられる期待は大きいと考えられる。 開胸手術,minimally invasive cardiac surgery, transcatheter aortic valve implantation,開腹術で用いることができる神経ブロックについて紹介する。...

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Published inCardiovascular Anesthesia Vol. 28; no. 1; pp. 33 - 39
Main Authors 田中, 暢洋, 川口, 昌彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会 01.09.2024
日本心臓血管麻酔学会
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Summary:心臓血管麻酔における脊髄幹麻酔は,抗血栓療法によりリスクが助長されるため,施行を躊躇する場面が多いと思われる。周術期管理におけるトレンドがオピオイド中心の管理から神経ブロックも組み入れた多角的鎮痛戦略へ変遷を遂げる中で,心臓血管麻酔領域においても末梢神経ブロックにかけられる期待は大きいと考えられる。 開胸手術,minimally invasive cardiac surgery, transcatheter aortic valve implantation,開腹術で用いることができる神経ブロックについて紹介する。
ISSN:1342-9132
1884-7439
DOI:10.11478/jscva.2024-1-006