IAT FIT IIインプラントシステム
近年純チタンを素材としたインプラント治療が口腔諸機能の回復にすぐれた臨床成績を示し, 予知性の高い治療法として広く臨床応用されている. 当科においても, 補綴科との共同治療としてBranemarkインプラントおよびITIインプラントを臨床に応用し, 良好な臨床成績が得られている. さらに, 昭和大学理工学教室宮崎隆教授と石福金属工業(株)との共同研究により純チタンを素材としたIAT(Intelligent Artificial Teeth)FIT IIが開発され, 1996年6月より第1補綴学教室(川和忠治教授)との共同治療として臨床応用を開始したので, このインプラントの特徴および外科的手技...
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Published in | 昭和歯学会雑誌 Vol. 17; no. 2; pp. 177 - 182 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
昭和大学・昭和歯学会
1997
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-922X 2186-5396 |
DOI | 10.11516/dentalmedres1981.17.177 |
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Summary: | 近年純チタンを素材としたインプラント治療が口腔諸機能の回復にすぐれた臨床成績を示し, 予知性の高い治療法として広く臨床応用されている. 当科においても, 補綴科との共同治療としてBranemarkインプラントおよびITIインプラントを臨床に応用し, 良好な臨床成績が得られている. さらに, 昭和大学理工学教室宮崎隆教授と石福金属工業(株)との共同研究により純チタンを素材としたIAT(Intelligent Artificial Teeth)FIT IIが開発され, 1996年6月より第1補綴学教室(川和忠治教授)との共同治療として臨床応用を開始したので, このインプラントの特徴および外科的手技を紹介する. IATとは, インプラントを越えた高機能人工歯の意味をあらわしており, Braemarkインプラントと同様に2回法のインプラントである. 天然歯が歯冠と歯根で構成され, 総合的に機能を発揮しているように, IATでは, インプラント・ボディ, アバットメント, 上部構造が一体となった高機能な人工歯として, 口腔諸機能回復を目的としている. |
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ISSN: | 0285-922X 2186-5396 |
DOI: | 10.11516/dentalmedres1981.17.177 |