腹部救急領域における汎用型3D PACSを活用した画像診断の有用性

AquariusNET®はDICOM画像の動画閲覧にとどまらず, 汎用Windowsパソコンを端末として放射線室のサーバーのソフトを動かし, 外科医自らの手で自由に3D画像処理などを行うことができる3D PACSである。AquariusNET®により, MRCPA, MDCT等の2D, 3D画像構築, および動画観察が容易となり, 胆石症 (急性胆嚢炎), 急性虫垂炎といった日常よく遭遇する疾患から, 腹部内臓動脈瘤破裂, 大網捻転症, 子宮広間膜裂孔ヘルニアといった診断に難渋する疾患まで, 各種腹部救急疾患の診断, 治療に有用であった。今後, MRI, MDCTなどの進歩に伴い, PACSの...

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Published inNihon Fukubu Kyukyu Igakkai Zasshi (Journal of Abdominal Emergency Medicine) Vol. 27; no. 4; pp. 601 - 606
Main Authors 若原, 鉄平, 大石, 達郎, 小山, 隆司, 栗栖, 茂, 高橋, 英幸, 花岡, 潤, 梅木, 雅彦, 大村, 典子, 北出, 貴嗣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本腹部救急医学会 2007
Japanese Society for Abdominal Emergency Medicine
Subjects
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ISSN1340-2242
1882-4781
DOI10.11231/jaem.27.601

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Summary:AquariusNET®はDICOM画像の動画閲覧にとどまらず, 汎用Windowsパソコンを端末として放射線室のサーバーのソフトを動かし, 外科医自らの手で自由に3D画像処理などを行うことができる3D PACSである。AquariusNET®により, MRCPA, MDCT等の2D, 3D画像構築, および動画観察が容易となり, 胆石症 (急性胆嚢炎), 急性虫垂炎といった日常よく遭遇する疾患から, 腹部内臓動脈瘤破裂, 大網捻転症, 子宮広間膜裂孔ヘルニアといった診断に難渋する疾患まで, 各種腹部救急疾患の診断, 治療に有用であった。今後, MRI, MDCTなどの進歩に伴い, PACSの必要性はさらに高まると思われる。
ISSN:1340-2242
1882-4781
DOI:10.11231/jaem.27.601