2021年度　女性のための健診・予防医療のあり方検討委員会 乳がん検診に関するアンケート調査結果

• Published in: 人間ドック Vol. 37; no. 3; pp. 526 - 549
• Main Authors: 大村, 峯夫, 鈴木, 美香, 木口, 一成, 佐々木, 寛, 植田, 政嗣, 齊藤, 英子, 小田, 瑞恵, 杦本, 朋子, 浦井, 典子, 女性のための健診・予防医療のあり方検討委員会, 原田, 成美, 横尾, 郁子, 女性健診予防医療WG, 植松, 孝悦, 明石, 定子, 中井, 昌弘
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本人間ドック学会 2022; 日本人間ドック学会
• ISSN: 1880-1021; 2186-5027
• DOI: 10.11320/ningendock.37.526

「背景」日本人間ドック学会は1,700を超える施設にご参加いただいており, 健康診断のみならずがん検診においても我が国で大きな役割を果たしている. そして, 質の高いがん検診を提供することを通じて国民の福祉に貢献するという公益性を有する公益財団法人であることから, 各施設での検査やサービスの提供状況を調査することを実施してきた. 今回, 本学会の「女性のための健診・予防医療のあり方検討委員会」では, 子宮頸がん検診と乳がん検診に力点をおいて実施体制, 精度管理状況についてアンケート調査を実施した. ここでは乳がん検診の結果について報告する. 乳がん検診の最大の目的は乳がん死亡率を減少させることであり, そのためには科学的根拠に基づく乳がん検診が提供されなければならない.