安定立位と不安定立位における足趾の評価

立位で床に接地しない足趾は浮き趾と呼ばれている。この浮き趾は、問題視されている。筆者らは、足趾の動きの制限が無いにもかかわらず、両足立位で接地しない足趾を、仮性浮き趾(pseudo-floating toe:PFT)と定義した。PFTが不安定な立位時に使われているか、確認が必要である。本研究の目的は、PFTが不安定な立位で使われているか、明らかにすることである。対象者は、女性17名(PFT無し12名、PFT有り5名)とした。対象者に、測定板上で、両手を腰にあてた右片脚立位を保持させた。右片脚立位中の右第5趾の荷重を、測定板に埋設したセンサーで測定した。右第5趾がPFTである対象者全員において、...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inTransactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. 55Annual; no. 3AM-Abstract; p. 150
Main Authors 鈴木, 順一, 久利, 彩子, 吉田, 正樹, 竹内, 直子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2017
Japanese Society for Medical and Biological Engineering
Online AccessGet full text
ISSN1347-443X
1881-4379
DOI10.11239/jsmbe.55Annual.150

Cover

More Information
Summary:立位で床に接地しない足趾は浮き趾と呼ばれている。この浮き趾は、問題視されている。筆者らは、足趾の動きの制限が無いにもかかわらず、両足立位で接地しない足趾を、仮性浮き趾(pseudo-floating toe:PFT)と定義した。PFTが不安定な立位時に使われているか、確認が必要である。本研究の目的は、PFTが不安定な立位で使われているか、明らかにすることである。対象者は、女性17名(PFT無し12名、PFT有り5名)とした。対象者に、測定板上で、両手を腰にあてた右片脚立位を保持させた。右片脚立位中の右第5趾の荷重を、測定板に埋設したセンサーで測定した。右第5趾がPFTである対象者全員において、PFTは、片脚立位中に床を押していた。PFTは、不安定立位で使われていた。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.55Annual.150