強縦断・強横断身体活動データの健康・医療分野での利活用
活動量(加速度)計を搭載したウェアラブルデバイスが日常生活に浸透してきており、今後も大きな普及が見込まれる。それに伴い、膨大な日常生活の活動ログの蓄積が現実となってきている。身体活動量は、ヘルスケア分野との親和性が高いため、活動‘ビッグデータ’の利活用が模索されている。実際、Allostatic State Mapping by Ambulatory ECG Repository研究(ALLSTAR)では、24時間ホルター心電図計に搭載された体幹加速度データの数万件規模のデータベースが構築され、その解析を進めている。一方、活動量計測の簡便さと連続性などから、計測対象者の数の意味での‘ビッグ’(...
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Published in | Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. 55Annual; no. 3PM-Abstract; p. 213 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本生体医工学会
2017
Japanese Society for Medical and Biological Engineering |
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Summary: | 活動量(加速度)計を搭載したウェアラブルデバイスが日常生活に浸透してきており、今後も大きな普及が見込まれる。それに伴い、膨大な日常生活の活動ログの蓄積が現実となってきている。身体活動量は、ヘルスケア分野との親和性が高いため、活動‘ビッグデータ’の利活用が模索されている。実際、Allostatic State Mapping by Ambulatory ECG Repository研究(ALLSTAR)では、24時間ホルター心電図計に搭載された体幹加速度データの数万件規模のデータベースが構築され、その解析を進めている。一方、活動量計測の簡便さと連続性などから、計測対象者の数の意味での‘ビッグ’(強横断)に加え、個人の活動ログを長期連続記録するという時間軸の意味での‘ビッグ’(強縦断)データの取得も可能になってきた。本発表では、強縦断、強横断身体活動データの健康・医療分野での利活用、特に疾患発症・病態遷移のリスク検知に着目した研究成果について報告する。 |
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ISSN: | 1347-443X 1881-4379 |
DOI: | 10.11239/jsmbe.55Annual.213 |