超音波による橈骨動脈の血管径-血圧同位置計測

血管内皮機能障害の早期診断のために、橈骨動脈の血圧と血管径を異なる位置で計測し、血管壁の粘弾性を評価する技術が開発された。しかしながら、この手法においては測定された波形にわずかに時間的なずれが存在し、それにより粘弾性特性の正確な評価が難しいという問題があった。そこで、本研究においては血圧と血管径を同位置で計測するために、血管径の測定と同一の超音波診断によって血圧を測定する手法の提案を行う。In vivo実験において測定された結果より、血管に特有のヒステリシス特性が得られた。...

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Published in生体医工学 Vol. 55Annual; no. 5PM-Abstract; p. 471
Main Authors 工藤, 広太, 金井, 浩, 小林, 和人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2017
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Summary:血管内皮機能障害の早期診断のために、橈骨動脈の血圧と血管径を異なる位置で計測し、血管壁の粘弾性を評価する技術が開発された。しかしながら、この手法においては測定された波形にわずかに時間的なずれが存在し、それにより粘弾性特性の正確な評価が難しいという問題があった。そこで、本研究においては血圧と血管径を同位置で計測するために、血管径の測定と同一の超音波診断によって血圧を測定する手法の提案を行う。In vivo実験において測定された結果より、血管に特有のヒステリシス特性が得られた。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.55Annual.471