トランポリン競技における世界と日本の獲得点数からみた強化戦略
「I 緒言」近年, トランポリンをエアリアルトレーニングとして取り入れている他競技が数多く存在し, 伊藤(2008)は, 空中での動きをコントロールする目的で活用されていると報告している. トランポリン競技は, 2000年シドニーオリンピックよりオリンピック正式種目となり今日まで発展を続けている宙返りを伴う跳躍系競技である. オリンピック種目となっているのは個人競技のみであるが, その他にもシンクロナイズド競技, 団体競技が存在する. 演技は連続した10種目で構成され, 第一自由演技及び第二自由演技が存在する. トランポリン競技はオリンピック開催の翌年ごとにルール改正を重ね, 現在の競技規則に...
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Published in | 体育学研究 Vol. 67; pp. 103 - 112 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
2022
日本体育・スポーツ・健康学会 |
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Summary: | 「I 緒言」近年, トランポリンをエアリアルトレーニングとして取り入れている他競技が数多く存在し, 伊藤(2008)は, 空中での動きをコントロールする目的で活用されていると報告している. トランポリン競技は, 2000年シドニーオリンピックよりオリンピック正式種目となり今日まで発展を続けている宙返りを伴う跳躍系競技である. オリンピック種目となっているのは個人競技のみであるが, その他にもシンクロナイズド競技, 団体競技が存在する. 演技は連続した10種目で構成され, 第一自由演技及び第二自由演技が存在する. トランポリン競技はオリンピック開催の翌年ごとにルール改正を重ね, 現在の競技規則に至っている. 日本体操協会(2017, pp.10-13)には, 個人競技における採点に関しては現在4種類の項目で構成されている. D(Difficulty)得点は, 演技の難度点を表す(D score). |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.21029 |