ペースメーカー外来の現状について
PM外来をより安全に円滑に行うために,以下の5項目について検討・改善を行ったので報告する。その項目は,1)外来患者の待ち時間,2)不明患者の追跡調査,3)外来予約日に来院されない患者への受診案内,4)PM手帳の紛失・不携帯への指導,5)設定の誤認識の5項目である。1)改善前は1回の外来患者数が平均27名(最大33名)であったが,改善後は平均7名に削減でき,患者待ち時間の短縮に繋がった。2)1998年には24%(83名)だった不明患者は,2002年には0名(0%)になった。3)当日来院されない患者は,1999年の11名(4.6%)が最大であったが,2002年には2名(0.6%)まで削減できた。4...
Saved in:
Published in | 体外循環技術 Vol. 31; no. 4; pp. 411 - 413 |
---|---|
Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本体外循環技術医学会
2004
日本体外循環技術研究会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0912-2664 1884-5452 |
DOI | 10.7130/hokkaidoshakai.31.411 |
Cover
Summary: | PM外来をより安全に円滑に行うために,以下の5項目について検討・改善を行ったので報告する。その項目は,1)外来患者の待ち時間,2)不明患者の追跡調査,3)外来予約日に来院されない患者への受診案内,4)PM手帳の紛失・不携帯への指導,5)設定の誤認識の5項目である。1)改善前は1回の外来患者数が平均27名(最大33名)であったが,改善後は平均7名に削減でき,患者待ち時間の短縮に繋がった。2)1998年には24%(83名)だった不明患者は,2002年には0名(0%)になった。3)当日来院されない患者は,1999年の11名(4.6%)が最大であったが,2002年には2名(0.6%)まで削減できた。4.手帳紛失には次回外来時に手帳を再発行し,不携帯患者は次回外来時にデータ記入を行った。付き添いの家族や介助者にもPM手帳の携帯すること指導している。5.最終設定の確認を,点検最後の記録データ用紙でCEが責任をもって行うことを徹底している。この結果,より安全で円滑なPM外来が行えるようになった。 |
---|---|
ISSN: | 0912-2664 1884-5452 |
DOI: | 10.7130/hokkaidoshakai.31.411 |