飼育アカウミガメCaretta carettaで経験された真菌感染症例
「要約」 兵庫県および徳島県の施設で斃死した飼育アカウミガメ(Caretta caretta)6個体前例で真菌感染が確認され, 一部個体では全身性真菌血栓塞栓症の所見も得られた. そこで, 予防のための基礎資料として飼育環境水あるいは継続飼育されている個体の皮膚スワブについて真菌検査を実施したところ, 4属5種が分離培養された. そのうち, Monascus rubrumが国内の水族館展示施設で初めて確認された....
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Published in | Japanese journal of zoo and wildlife medicine = 日本野生動物医学会誌 Vol. 17; no. 3; pp. 127 - 130 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本野生動物医学会
2012
|
Subjects | |
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ISSN | 1342-6133 2185-744X |
DOI | 10.5686/jjzwm.17.127 |
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Summary: | 「要約」 兵庫県および徳島県の施設で斃死した飼育アカウミガメ(Caretta caretta)6個体前例で真菌感染が確認され, 一部個体では全身性真菌血栓塞栓症の所見も得られた. そこで, 予防のための基礎資料として飼育環境水あるいは継続飼育されている個体の皮膚スワブについて真菌検査を実施したところ, 4属5種が分離培養された. そのうち, Monascus rubrumが国内の水族館展示施設で初めて確認された. |
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ISSN: | 1342-6133 2185-744X |
DOI: | 10.5686/jjzwm.17.127 |