栄養スクリーニングを組み込んだクリニカルパス作成とその効果について

「はじめに」 最近では多職種から構成されるチームによる医療の必要性が高まってきているといわれている. 当院においてもチーム活動は種々行われているがNST活動は力を入れて取り組んでいる活動のひとつである. NST活動において, 栄養サポートが必要な患者を抽出する方法の代表的なものとして栄養スクリーニングがある. 各患者の栄養スクリーニングを入院時を含めた適切なタイミングで漏れなく実施することはNST活動の基本となる部分であり大変重要と考えられる. しかし, 実際には入院時の煩雑な業務の中で栄養スクリーニングが未実施のまま忘れられてしまう実状もあった. そこで栄養スクリーニングの実施率を上げるため...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inJournal of Japanese Society for Clinical Pathway Vol. 14; no. 2; pp. 156 - 158
Main Authors 岡本, 泰岳, 伴, 由紀子, 篠田, 純治, 酒井, 圭子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 22.06.2012
日本クリニカルパス学会
Japanese Society for Clinical Pathway
Online AccessGet full text
ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.14.2_156

Cover

More Information
Summary:「はじめに」 最近では多職種から構成されるチームによる医療の必要性が高まってきているといわれている. 当院においてもチーム活動は種々行われているがNST活動は力を入れて取り組んでいる活動のひとつである. NST活動において, 栄養サポートが必要な患者を抽出する方法の代表的なものとして栄養スクリーニングがある. 各患者の栄養スクリーニングを入院時を含めた適切なタイミングで漏れなく実施することはNST活動の基本となる部分であり大変重要と考えられる. しかし, 実際には入院時の煩雑な業務の中で栄養スクリーニングが未実施のまま忘れられてしまう実状もあった. そこで栄養スクリーニングの実施率を上げるための方法としてクリニカルパス(以下, パス)を用いた取り組みを行ったので報告する. 「当院のNST活動の概要」 当院のNSTは2002年12月から活動を開始した. 開始当初から全科型で行っており月水金の週3回回診を行っている.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.14.2_156