経カテーテル的動脈塞栓術を施行した非外傷性血気胸の1例 本邦報告例を踏まえて

当科では年間平均40例の自然気胸・続発性気胸症例を経験しているが,2009年4月から2017年4月の8年で血胸を認めたのは2例のみであった。このうち1例はCTで肺尖部に造影剤の漏出を認め,血管造影検査により責任血管が同定できた。経カテーテル的に動脈血管塞栓術を施行し,止血・症状の改善が得られた。負担が少なく,検討の価値がある治療法と考えられた。...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 69; no. 4; pp. 373 - 378
Main Authors 若園, 順康, 高村, 圭, 山本, 真, 塩泡, 亜衣, 菊池, 創, 宮本, 憲幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2020
日本農村医学会
Subjects
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ISSN0468-2513
1349-7421
DOI10.2185/jjrm.69.373

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Summary:当科では年間平均40例の自然気胸・続発性気胸症例を経験しているが,2009年4月から2017年4月の8年で血胸を認めたのは2例のみであった。このうち1例はCTで肺尖部に造影剤の漏出を認め,血管造影検査により責任血管が同定できた。経カテーテル的に動脈血管塞栓術を施行し,止血・症状の改善が得られた。負担が少なく,検討の価値がある治療法と考えられた。
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.69.373