シンポジウム7 多発性硬化症の治療現状 司会の言葉

このシンポジウムでは, 多発性硬化症(MS)の治療に関する現在の諸問題を討論するために4名のエキスパートの先生に講演を依頼しました. 以下に, 演題名と演者を示した. 1)MS治療の理解と選択(松井真 金沢医科大学神経内科), 2)MSの病型毎の治療選択(中島一郎 東北医科薬科大学医学部老年神経内科), 3)MS治療における感染症(横山正和 順天堂大学医学部脳神経内科), 4)日本国内発症PMLのサーベイランスの現状とDMD治療に伴うPML(三浦義治 がん・感染症センター都立駒込病院脳神経内科). 2000年までの日本のMS診療は, 急性増悪期の治療としてステロイドパルス治療, 血液浄化療法が...

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Published in神経治療学 Vol. 35; no. 4; p. 498
Main Authors 野村恭一, 藤原一男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経治療学会 2018
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Summary:このシンポジウムでは, 多発性硬化症(MS)の治療に関する現在の諸問題を討論するために4名のエキスパートの先生に講演を依頼しました. 以下に, 演題名と演者を示した. 1)MS治療の理解と選択(松井真 金沢医科大学神経内科), 2)MSの病型毎の治療選択(中島一郎 東北医科薬科大学医学部老年神経内科), 3)MS治療における感染症(横山正和 順天堂大学医学部脳神経内科), 4)日本国内発症PMLのサーベイランスの現状とDMD治療に伴うPML(三浦義治 がん・感染症センター都立駒込病院脳神経内科). 2000年までの日本のMS診療は, 急性増悪期の治療としてステロイドパルス治療, 血液浄化療法が行われるのみで, それまで再発予防, 進行抑制を目的とした治療法はなかった.
ISSN:0916-8443
DOI:10.15082/jsnt.35.4_498