臨床実習に対する装具療法の現状─見学実習による検討

【目的】見学実習の装具療法の現状を明らかにし、装具療法の留意点を見出すことで、装具学の学内教育に活かすことを目的とした。【対象と方法】対象は、見学実習を終了した3年制専門学校理学療法学科の学生20名とした。装具の種類に関する9項目と装具の内容に関する11項目について、見学実習に対する装具療法の現状を質問紙によりリッカート尺度にて調査した。【結果】装具療法に関して、見学が不十分である項目が多く挙げられた。【結論】見学実習にて、僅かながらにも見学がされている項目は見学実習により経験することの可能性が高いことが示唆され、反対に多くの不十分の項目については見学実習における装具療法の現状としてその原因を...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inJournal of Assistive Technology in Physical Therapy Vol. 2; no. 2; pp. 66 - 71
Main Authors 善明, 雄太, 山本, 裕晃
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本支援工学理学療法学会 25.03.2023
Japanese Society of Assistive Technologies in Physical Therapy
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2436-6951
DOI10.57302/jatpt.2.2_66

Cover

Loading…
More Information
Summary:【目的】見学実習の装具療法の現状を明らかにし、装具療法の留意点を見出すことで、装具学の学内教育に活かすことを目的とした。【対象と方法】対象は、見学実習を終了した3年制専門学校理学療法学科の学生20名とした。装具の種類に関する9項目と装具の内容に関する11項目について、見学実習に対する装具療法の現状を質問紙によりリッカート尺度にて調査した。【結果】装具療法に関して、見学が不十分である項目が多く挙げられた。【結論】見学実習にて、僅かながらにも見学がされている項目は見学実習により経験することの可能性が高いことが示唆され、反対に多くの不十分の項目については見学実習における装具療法の現状としてその原因を分析する必要性があると考えられる。
ISSN:2436-6951
DOI:10.57302/jatpt.2.2_66