孤立性外腸骨動脈瘤破裂の一例

症例は79歳男性．突然の右下腹部の激痛を主訴に当院の救命センターに救急搬送された．来院時収縮期血圧70台のショック状態であった．造影CTにて最大短径57 mmの右外腸骨動脈瘤と動脈瘤周囲の血腫を認め右外腸骨動脈瘤破裂と診断した．同日，緊急人工血管置換術を施行した．術後経過はおおむね良好であり30 PODに退院した．孤立性外腸骨動脈瘤破裂につき，若干の文献的考察を加え報告する．...

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Published in日本血管外科学会雑誌 Vol. 32; no. 4; pp. 281 - 284
Main Authors 小林, 俊也, 富本, 大潤, 鈴木, 寛俊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本血管外科学会 14.07.2023
日本血管外科学会
Subjects
人工血管置換
動脈瘤破裂
孤立性腸骨動脈瘤
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ISSN0918-6778
1881-767X
DOI10.11401/jsvs.22-00079

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Summary:症例は79歳男性．突然の右下腹部の激痛を主訴に当院の救命センターに救急搬送された．来院時収縮期血圧70台のショック状態であった．造影CTにて最大短径57 mmの右外腸骨動脈瘤と動脈瘤周囲の血腫を認め右外腸骨動脈瘤破裂と診断した．同日，緊急人工血管置換術を施行した．術後経過はおおむね良好であり30 PODに退院した．孤立性外腸骨動脈瘤破裂につき，若干の文献的考察を加え報告する．
ISSN:0918-6778
1881-767X
DOI:10.11401/jsvs.22-00079