特発性血小板減少性紫斑病患者に対して継続的な口腔管理を行った1例

特発性血小板減少性紫斑病は自己抗体により血小板破壊が亢進する疾患であり,口腔内に異常な出血を呈することがある。そのため病院歯科受診を契機に発見されることも多く,内科への紹介後,入院中症状に応じた適切な口腔管理が継続して行われる。症例は76歳男性,血小板数4×103/μl,下肢点状紫斑と口腔内多発性血腫を認め,内科入院後,食形態の提案や看護師および歯科衛生士と連携した口腔管理を行い,第19病日に軽快退院となった。...

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Published in日本口腔内科学会雑誌 Vol. 27; no. 2; pp. 66 - 71
Main Authors 足立, 陽子, 松本, 耕祐, 大杉, 舞, 小畑, 裕史, 三谷, 泉, 棚倉, 万紀子, 明石, 昌也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔内科学会 2021
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ISSN2186-6147
2186-6155
DOI10.6014/jjsom.27.66

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Summary:特発性血小板減少性紫斑病は自己抗体により血小板破壊が亢進する疾患であり,口腔内に異常な出血を呈することがある。そのため病院歯科受診を契機に発見されることも多く,内科への紹介後,入院中症状に応じた適切な口腔管理が継続して行われる。症例は76歳男性,血小板数4×103/μl,下肢点状紫斑と口腔内多発性血腫を認め,内科入院後,食形態の提案や看護師および歯科衛生士と連携した口腔管理を行い,第19病日に軽快退院となった。
ISSN:2186-6147
2186-6155
DOI:10.6014/jjsom.27.66