Pulsatile saphenous vein の臨床像

要約:下肢の腫脹や色素沈着を訴える患者で,超音波検査によって大伏在静脈に拍動性の波形を検知する場合がある.しかし,画像検査を行っても明らかな動静脈瘻は特定できない場合が多い.2011 年1 月から2012 年12 月までの2 年間に,超音波検査にて大伏在静脈に明らかな拍動性の脈波を検知した症例12 例18 肢(男性5 例,女性7 例)について臨床像を総括した.原因となる疾患はさまざまであり,それぞれ原因に応じた治療が必要であるが,圧迫療法は基本的な治療法として有用であった....

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Published in静脈学 Vol. 25; no. 3; pp. 340 - 345
Main Authors 杉山, 悟, 松原, 進, 宮出, 喜生, 因来, 泰彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本静脈学会 2014
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Summary:要約:下肢の腫脹や色素沈着を訴える患者で,超音波検査によって大伏在静脈に拍動性の波形を検知する場合がある.しかし,画像検査を行っても明らかな動静脈瘻は特定できない場合が多い.2011 年1 月から2012 年12 月までの2 年間に,超音波検査にて大伏在静脈に明らかな拍動性の脈波を検知した症例12 例18 肢(男性5 例,女性7 例)について臨床像を総括した.原因となる疾患はさまざまであり,それぞれ原因に応じた治療が必要であるが,圧迫療法は基本的な治療法として有用であった.
ISSN:0915-7395
2186-5523
DOI:10.7134/phlebol.13-22