傷害予防に関する教員免許状更新講習の被評価結果の検討:テキストマイニングとCustomer Satisfaction Analysisの応用

〔目的〕教員免許状更新講習受講者に理学療法士が行う傷害予防に関する講習の改善点を調査した.〔対象と方法〕受講者105名に対し,講習前後に講習内容を検討し,改善項目を抽出した.〔結果〕講習前の希望内容は予防対策などであり,現場で実践できるようにとの記述があった.それを基に実技を取り入れた講習には肯定的な記述が多く,80%以上の満足度を得られた.しかし,園児にむけた遊びに関して改善が必要であった.また,「開講時期」と「配布資料」の改善が必要であった.〔結語〕本研究により,講習受講者の希望,講習の改善項目の抽出が可能で, 今後の検討事項が明らかになり, 講習方法の更なる改善点を示せることがわかった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法科学 Vol. 33; no. 6; pp. 975 - 980
Main Authors 東, 伸英, 菅野, 智也, 相良, 絵利華, 清水, 厳郎, 染矢, 富士子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2018
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:〔目的〕教員免許状更新講習受講者に理学療法士が行う傷害予防に関する講習の改善点を調査した.〔対象と方法〕受講者105名に対し,講習前後に講習内容を検討し,改善項目を抽出した.〔結果〕講習前の希望内容は予防対策などであり,現場で実践できるようにとの記述があった.それを基に実技を取り入れた講習には肯定的な記述が多く,80%以上の満足度を得られた.しかし,園児にむけた遊びに関して改善が必要であった.また,「開講時期」と「配布資料」の改善が必要であった.〔結語〕本研究により,講習受講者の希望,講習の改善項目の抽出が可能で, 今後の検討事項が明らかになり, 講習方法の更なる改善点を示せることがわかった.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.975