後期高齢入院患者における排泄行為能力と下腿最大周径，身体組成および栄養状態との関係

• Published in: 理学療法科学 Vol. 29; no. 6; pp. 1027 - 1031
• Main Authors: 森上, 亜城洋, 西田, 裕介, 三谷, 美歩, 中村, 昌樹
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 理学療法科学学会 2014
• Subjects: 下腿最大周径; 後期高齢入院患者; 排泄行為
• ISSN: 1341-1667; 2434-2807
• DOI: 10.1589/rika.29.1027

〔目的〕排泄行為と下腿最大周径，身体組成および栄養状態の間の関係性ならびに影響度から排泄行為能力に与える要因を把握することとした．〔対象〕後期高齢入院患者66名．〔方法〕排泄行為（バーサルインデックス）と，下腿長を100％とする腓骨頭下端から26％の部位での下腿最大周径，身体組成（予測身長，体重，BMI，筋肉量），および医科健診での栄養状態（血清アルブミン）との間の関係性を，相関および回帰分析により調べた．〔結果〕排泄行為は下腿最大周径と身体組成と栄養状態との間に有意な相関関係を示した．重回帰モデルにおいて排泄行為に影響する要因として下腿最大周径とAlbが選択された．〔結語〕下腿最大周径とAlbにより排泄行為能力を予測できる．