二重課題を課した反応時間測定における測定方法および測定回数の信頼性・妥当性に関する検討

〔目的〕反応時間測定における測定方法と測定回数の信頼性・妥当性を明らかにすること.〔対象と方法〕対象は健常成人3名.立位保持中に,反応時間測定をPowerLabとICレコーダーにて行った.また歩行中に反応時間測定をICレコーダーにて各30回行った.〔結果〕立位保持中のPowerLabとICレコーダーの測定値の一致度は高く,ICレコーダーを用いた測定値の妥当性は高かった.また,立位保持中,歩行中の測定とも,複数回の測定を1ブロックとして検討した結果,1~5回目のブロックの信頼性係数が低かった.〔結語〕立位保持中,歩行中ともに5回の練習後に5回の測定を行うことが妥当であると示唆された....

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Published in理学療法科学 Vol. 33; no. 3; pp. 373 - 378
Main Authors 小林, 聖美, 岩井, 浩一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2018
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.33.373

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Summary:〔目的〕反応時間測定における測定方法と測定回数の信頼性・妥当性を明らかにすること.〔対象と方法〕対象は健常成人3名.立位保持中に,反応時間測定をPowerLabとICレコーダーにて行った.また歩行中に反応時間測定をICレコーダーにて各30回行った.〔結果〕立位保持中のPowerLabとICレコーダーの測定値の一致度は高く,ICレコーダーを用いた測定値の妥当性は高かった.また,立位保持中,歩行中の測定とも,複数回の測定を1ブロックとして検討した結果,1~5回目のブロックの信頼性係数が低かった.〔結語〕立位保持中,歩行中ともに5回の練習後に5回の測定を行うことが妥当であると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.373