学習成果基盤型の薬学教育モデル・コア・カリキュラムに基づく実務実習の先行導入から実装後の取り組み評価
「緒言」学習成果基盤型教育(outcome-based education: OBE)による平成25年度改訂版薬学教育モデル・コア・カリキュラム(改訂コアカリ)に基づく実務実習が2019年2月より実施されている. 実務実習は薬局と病院を合わせた22週間を1つとして捉え, 「参加・体験型学習」, 「パフォーマンス評価」および「代表的8疾患への継続的なかかわり」が大きな特徴となる. これまでの実務実習の評価は「実習生は何ができるか」を具体的行動目標(specific behavioral objectives: SBOs)として定めていた. 現在では, 目標とするアウトカムに対して「実習生がどこま...
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Published in | 医療薬学 Vol. 50; no. 9; pp. 455 - 464 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人日本医療薬学会
10.09.2024
日本医療薬学会 |
Subjects | |
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ISSN | 1346-342X 1882-1499 |
DOI | 10.5649/jjphcs.50.455 |
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Summary: | 「緒言」学習成果基盤型教育(outcome-based education: OBE)による平成25年度改訂版薬学教育モデル・コア・カリキュラム(改訂コアカリ)に基づく実務実習が2019年2月より実施されている. 実務実習は薬局と病院を合わせた22週間を1つとして捉え, 「参加・体験型学習」, 「パフォーマンス評価」および「代表的8疾患への継続的なかかわり」が大きな特徴となる. これまでの実務実習の評価は「実習生は何ができるか」を具体的行動目標(specific behavioral objectives: SBOs)として定めていた. 現在では, 目標とするアウトカムに対して「実習生がどこまでできるようになったのか」, すなわち, 目標に準拠して評価するための「パフォーマンス評価」が導入された. 実習生はルーブリックを用いて自己評価した後, 指導薬剤師による他者評価とそのフィードバックを受ける. |
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ISSN: | 1346-342X 1882-1499 |
DOI: | 10.5649/jjphcs.50.455 |