インフルエンザウイルス抗原迅速検出キットでA，B両型陽性を示し，種々のウイルス学的解析により偽陽性反応が確認された1例について
鼻腔拭い液等の臨床検体からのイムノクロマトグラフィーを原理としたインフルエンザウイルス抗原の迅速検出キット（以下，迅速キット）は，多くの医療施設で使用されている。こうした迅速キットを用いた試験では結果として偽陰性が起こることは，よく知られている。一方で偽陽性反応も，まれではあるが起こる。今回我々は，迅速キットでA，B両型の陽性を示したものの，ウイルス分離及び遺伝子検査でインフルエンザウイルスが陰性で，その後，用いた臨床検体からRSウイルスが分離された事例を経験した。我々はこれを迅速キットの偽陽性反応と考えた。この偽陽性の原因について我々は，検体中に含まれる患者由来の抗体以外の何らかの成分が迅速...
Saved in:
| Published in | 医学検査 Vol. 69; no. 3; pp. 463 - 467 |
|---|---|
| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
25.07.2020
日本臨床衛生検査技師会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0915-8669 2188-5346 |
| DOI | 10.14932/jamt.19-99 |
Cover
| Abstract | 鼻腔拭い液等の臨床検体からのイムノクロマトグラフィーを原理としたインフルエンザウイルス抗原の迅速検出キット（以下，迅速キット）は，多くの医療施設で使用されている。こうした迅速キットを用いた試験では結果として偽陰性が起こることは，よく知られている。一方で偽陽性反応も，まれではあるが起こる。今回我々は，迅速キットでA，B両型の陽性を示したものの，ウイルス分離及び遺伝子検査でインフルエンザウイルスが陰性で，その後，用いた臨床検体からRSウイルスが分離された事例を経験した。我々はこれを迅速キットの偽陽性反応と考えた。この偽陽性の原因について我々は，検体中に含まれる患者由来の抗体以外の何らかの成分が迅速キットで用いられているマウス由来の抗体に対し反応し，あたかもウイルス抗原が反応したかのような陽性ラインが出現したという仮説をたてた。そして，その証明を目的として，競合試験として当該患者検体に精製マウスIgGを反応させたのち迅速キットにかけたところ，陽性反応ラインは出現しなくなった。これにより，本例が患者由来の何らかの成分とマウス抗体との反応による偽陽性であったことが，強く示唆された。 |
|---|---|
| AbstractList | 鼻腔拭い液等の臨床検体からのイムノクロマトグラフィーを原理としたインフルエンザウイルス抗原の迅速検出キット（以下，迅速キット）は，多くの医療施設で使用されている。こうした迅速キットを用いた試験では結果として偽陰性が起こることは，よく知られている。一方で偽陽性反応も，まれではあるが起こる。今回我々は，迅速キットでA，B両型の陽性を示したものの，ウイルス分離及び遺伝子検査でインフルエンザウイルスが陰性で，その後，用いた臨床検体からRSウイルスが分離された事例を経験した。我々はこれを迅速キットの偽陽性反応と考えた。この偽陽性の原因について我々は，検体中に含まれる患者由来の抗体以外の何らかの成分が迅速キットで用いられているマウス由来の抗体に対し反応し，あたかもウイルス抗原が反応したかのような陽性ラインが出現したという仮説をたてた。そして，その証明を目的として，競合試験として当該患者検体に精製マウスIgGを反応させたのち迅速キットにかけたところ，陽性反応ラインは出現しなくなった。これにより，本例が患者由来の何らかの成分とマウス抗体との反応による偽陽性であったことが，強く示唆された。 「要旨」鼻腔拭い液等の臨床検体からのイムノクロマトグラフィーを原理としたインフルエンザウイルス抗原の迅速検出キット(以下, 迅速キット)は, 多くの医療施設で使用されている. こうした迅速キットを用いた試験では結果として偽陰性が起こることは, よく知られている. 一方で偽陽性反応も, まれではあるが起こる. 今回我々は, 迅速キットでA, B両型の陽性を示したものの, ウイルス分離及び遺伝子検査でインフルエンザウイルスが陰性で, その後, 用いた臨床検体からRSウイルスが分離された事例を経験した. 我々はこれを迅速キットの偽陽性反応と考えた. この偽陽性の原因について我々は, 検体中に含まれる患者由来の抗体以外の何らかの成分が迅速キットで用いられているマウス由来の抗体に対し反応し, あたかもウイルス抗原が反応したかのような陽性ラインが出現したという仮説をたてた. そして, その証明を目的として, 競合試験として当該患者検体に精製マウスIgGを反応させたのち迅速キットにかけたところ, 陽性反応ラインは出現しなくなった. これにより, 本例が患者由来の何らかの成分とマウス抗体との反応による偽陽性であったことが, 強く示唆された. |
| Author | 西村, 秀一 大宮, 卓 佐藤, 光 |
| Author_xml | – sequence: 1 fullname: 西村, 秀一 organization: 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター – sequence: 1 fullname: 大宮, 卓 organization: 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター – sequence: 1 fullname: 佐藤, 光 organization: 東北大学大学院医学系研究科感染制御インテリジェンスネットワーク寄附講座 |
| BookMark | eNpNkc9PE0EUxycGEyty8u9YnNnZmd25iUTRhMSLnCfT7S7upt2abT146-xCIFCEmBCCITRC0xINXEz80Yj8MY9ty8l_wak1xsv3Tb7fN5_3kncXzST1JEDoPsHzxBHUfhCrWnOeCEuIW6hkE8-zGHX4DCphQZjlcS7uoLlGIypjjD2XCOaW0FfIupB_hnwf8k-QnU3e2RfIen9843wfbh0Ubzvjq_WbVmfYPSo2BpCdQ55Dvgm6v_DrR_vR9bcPxfH2zeHlsNWH7N2oOwB9YILR2QW01kFf_M8rznuj92vj_unweA-0cTYh2yr05fR7sbtTXB2Bbo9OBuOPO6D3IWuD7pDrn9uTbt0FvQa6dw_dDlW1Ecz9rbNo5cnjF4tPreXnS88WF5at2OYesSqMKRuHHqdMOYFLfOWWacDDsstDVhGeZ4QxRkiFM8587rsqDLHjY-Mo28F0Fi1NubWgEvmqWk-qURLIuP46Tcxc6a_yOK7XmtLGNpYYc4GpxDaX2OF0Ii5lZhFKDOnhlBQ3mmo1kK_SqKbSN1KlzcivGqS5nuRC0okQIYX4F_kvVWpy-htpedTD |
| ContentType | Journal Article |
| Copyright | 2020 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 |
| Copyright_xml | – notice: 2020 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 |
| CorporateAuthor | 東北大学大学院医学系研究科感染制御インテリジェンスネットワーク寄附講座 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター |
| CorporateAuthor_xml | – name: 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター – name: 東北大学大学院医学系研究科感染制御インテリジェンスネットワーク寄附講座 |
| DOI | 10.14932/jamt.19-99 |
| DatabaseTitleList | |
| DeliveryMethod | fulltext_linktorsrc |
| EISSN | 2188-5346 |
| EndPage | 467 |
| ExternalDocumentID | cg6jjomt_2020_006903_026_0463_04673568131 article_jamt_69_3_69_19_99_article_char_ja |
| GroupedDBID | ABJNI ALMA_UNASSIGNED_HOLDINGS JSF KQ8 MOJWN OK1 RJT |
| ID | FETCH-LOGICAL-j2681-d55a20f8635a4e71ca7b3e6fb76f5d9885d955511d6565c6c7aff04c011da2403 |
| ISSN | 0915-8669 |
| IngestDate | Thu Jul 10 16:15:26 EDT 2025 Wed Sep 03 06:00:19 EDT 2025 |
| IsDoiOpenAccess | true |
| IsOpenAccess | true |
| IsPeerReviewed | false |
| IsScholarly | false |
| Issue | 3 |
| Language | Japanese |
| LinkModel | OpenURL |
| MergedId | FETCHMERGED-LOGICAL-j2681-d55a20f8635a4e71ca7b3e6fb76f5d9885d955511d6565c6c7aff04c011da2403 |
| OpenAccessLink | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/69/3/69_19-99/_article/-char/ja |
| PageCount | 5 |
| ParticipantIDs | medicalonline_journals_cg6jjomt_2020_006903_026_0463_04673568131 jstage_primary_article_jamt_69_3_69_19_99_article_char_ja |
| PublicationCentury | 2000 |
| PublicationDate | 2020/07/25 20200725 |
| PublicationDateYYYYMMDD | 2020-07-25 |
| PublicationDate_xml | – month: 07 year: 2020 text: 2020/07/25 day: 25 |
| PublicationDecade | 2020 |
| PublicationTitle | 医学検査 |
| PublicationTitleAlternate | 医学検査 |
| PublicationYear | 2020 |
| Publisher | 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 日本臨床衛生検査技師会 |
| Publisher_xml | – name: 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 – name: 日本臨床衛生検査技師会 |
| References | 7) Enan KA et al.: “Survey of causative agents for acute respiratory infections among patients in Khartoum-State, Sudan, 2010–2011,” Virol J, 2013; 10: 312. 1) Sakai-Tagawa Y et al.: “Reactivity and sensitivity of commercially available influenza rapid diagnostic tests in Japan,” Sci Rep, 2017; 7: 14483. 2) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする種々のアデノウイルス迅抗原検出キットの，ウイルス検出感度の比較」，医学検査，2015; 64: 319–323. 5) 清水 英明，他：「イムノクロマトグラフィーを用いたロタウイルスとアデノウイルスの迅速診断キットの検討」，感染症誌，2001; 75: 1040–1046. 4) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする種々のヒトメタニューモウイルス迅抗原検出キットの，ウイルス検出感度の比較」，医学検査，2017; 66: 212–216. 8) Kricka LJ: “Human anti animal antibody interference in immunological assays,” Clin Chem, 1999; 45: 942–956. 6) 佐藤 勇樹，他：「ノロウイルス抗原キットの性能評価およびキット間差の検討」，感染症誌，2018; 92: 120–125. 9) 阿部 正樹，他：「Human anti mouse antibody（HAMA）による非特異反応症例における血清希釈直線性に関する考察」，JJCLA, 2015; 40: 11–15. 3) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする12種のRSウイルス迅抗原検出キット製品の，ウイルス検出の感度性能の比較」，感染症誌，2016; 90: 633–638. |
| References_xml | – reference: 8) Kricka LJ: “Human anti animal antibody interference in immunological assays,” Clin Chem, 1999; 45: 942–956. – reference: 2) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする種々のアデノウイルス迅抗原検出キットの，ウイルス検出感度の比較」，医学検査，2015; 64: 319–323. – reference: 3) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする12種のRSウイルス迅抗原検出キット製品の，ウイルス検出の感度性能の比較」，感染症誌，2016; 90: 633–638. – reference: 7) Enan KA et al.: “Survey of causative agents for acute respiratory infections among patients in Khartoum-State, Sudan, 2010–2011,” Virol J, 2013; 10: 312. – reference: 1) Sakai-Tagawa Y et al.: “Reactivity and sensitivity of commercially available influenza rapid diagnostic tests in Japan,” Sci Rep, 2017; 7: 14483. – reference: 5) 清水 英明，他：「イムノクロマトグラフィーを用いたロタウイルスとアデノウイルスの迅速診断キットの検討」，感染症誌，2001; 75: 1040–1046. – reference: 4) 大宮, 卓，他：「イムノクロマト法を原理とする種々のヒトメタニューモウイルス迅抗原検出キットの，ウイルス検出感度の比較」，医学検査，2017; 66: 212–216. – reference: 9) 阿部 正樹，他：「Human anti mouse antibody（HAMA）による非特異反応症例における血清希釈直線性に関する考察」，JJCLA, 2015; 40: 11–15. – reference: 6) 佐藤 勇樹，他：「ノロウイルス抗原キットの性能評価およびキット間差の検討」，感染症誌，2018; 92: 120–125. |
| SSID | ssib000871957 ssib005879971 ssib029852134 ssib058492958 ssj0002505185 |
| Score | 1.8084562 |
| Snippet | ... 「要旨」鼻腔拭い液等の臨床検体からのイムノクロマトグラフィーを原理としたインフルエンザウイルス抗原の迅速検出キット(以下, 迅速キット)は, 多くの医療施設で使用されている. こうした迅速キットを用いた試験では結果として偽陰性が起こることは, よく知られている. 一方で偽陽性反応も, まれではあるが起こる.... |
| SourceID | medicalonline jstage |
| SourceType | Publisher |
| StartPage | 463 |
| SubjectTerms | イムノクロマトグラフィー インフルエンザウイルス 偽陽性 迅速抗原検出キット |
| Title | インフルエンザウイルス抗原迅速検出キットでA，B両型陽性を示し，種々のウイルス学的解析により偽陽性反応が確認された1例について |
| URI | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/69/3/69_19-99/_article/-char/ja http://mol.medicalonline.jp/library/journal/download?GoodsID=cg6jjomt/2020/006903/026&name=0463-0467j |
| Volume | 69 |
| hasFullText | 1 |
| inHoldings | 1 |
| isFullTextHit | |
| isPrint | |
| ispartofPNX | 医学検査, 2020/07/25, Vol.69(3), pp.463-467 |
| link | http://utb.summon.serialssolutions.com/2.0.0/link/0/eLvHCXMwpR1NixxFtInJRRDxE2OM5GCdpNep7q6vW7pmewiKgpBAbs10T7c4YCJmc_G0PZOQkGxUhBCUkEVddoOSXAQ_FmN-TGV2Nyf_gu9VVc_0ag5rhKGmuurV-67uetVV1UHwViGLUSlrERZFxcKkVlE4HEG_qiFWEDIukqTCQPH9D_ipM8m7Z9nZQ0de6qxaurhSLJWfP3FfydNYFcrArrhL9j9Ydo4UCiAP9oUULAzpgWxMspjIiKSJzcRExz6jmM-kuoWR-2Eionlbxf-JZ95KK5JxIlOiBMkYkRlRA5JJogdEAgll10kMEAbaqr6FEUSnLcJlj1C2jEnHBiWpAKAB0X0i-0AtIVqSlCIClRGpEbdSRC9b-j0A9yhVRDKB1DwRalnziGwV4MlsVc_y6KhlB5OVIcsII4hKiUxQViCdxsgGMKZ6LcK2lRcoQiWh9NTy_G_moQp0towZUB6qyuLxPEdWHKCVWhgnF2sxt8BqQK2mnIK6fNBWHmqZdiW8G3hYDvpE646Qc6txNKKev3yznFg-sWaZKIod0TIqUB5nLdlbwDPE5MQEVaeZg2cojIoXYAnqBHUo0WrQpAWDn-rOP0U9nNh2e9XtHWNOE9uCztN-6waZ9RntbaSd71v30OnbVgCBwmCmb5tJdFHsDgyBpNM7RRRo9WS_P3vN-F6A5Jn1VOeyffCS7lw3ZaHk7ptAS5Utg6GtDFns57_9UMBDfNydKbLP9cQ_hSt_JZ44-kggGHKfvVhZoipUajHImi999TeLHIFyrvIYE6pypfK2CvdbQv0zwZFICLv25L0PuzGToKqzVIFJodQipouUZHhKY3sNAQZEQH7pAw5PMeah9lPFc7X4fcvI_jsL5mFMPoYIFY8eee4T99bYnd7TGYCffiF43kfOJ1LH_ovBofHw5eBXM9kw05_N9KaZ_mQmdzE_-cVMNm05lPy-c-3W7Iv1vYeXH6-u72zcnl3ZNpN7Zjo106um2Ur_-mNNP_rtu9md64-_ebCzumUmX-9ubJvmFlTs3r1vVi-b5n4X3-ze5u63l_a2fti585VpoOSqmVybNQ9c89mXN2YPb5tmbff77b0fb5jmppmsmWadPvrzOkI3G6a5ZJrNV4Izg-x0_1Tov0UTjiMuaThibBj1agnx2TCpBC2HoogrXheC12ykpISEQfRJRxAgs5KXYljXvaSE4dNoiGeevhocPnf-XPVacKIWeAorhFrxiGM4J0tW0ZIl8D_kEWdHA-X0nn_qDhzKD-4zR4OT-0yV-6fVhbz8iI_H56E99uHcHlAf572I53hkJCYixrMoY_r6_yB_LHh2cYt4Izi88tnF6jgEbSvFm9aJ_wZN-2KO |
| linkProvider | Colorado Alliance of Research Libraries |
| openUrl | ctx_ver=Z39.88-2004&ctx_enc=info%3Aofi%2Fenc%3AUTF-8&rfr_id=info%3Asid%2Fsummon.serialssolutions.com&rft_val_fmt=info%3Aofi%2Ffmt%3Akev%3Amtx%3Ajournal&rft.genre=article&rft.atitle=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%8A%97%E5%8E%9F%E8%BF%85%E9%80%9F%E6%A4%9C%E5%87%BA%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A7A%EF%BC%8CB%E4%B8%A1%E5%9E%8B%E9%99%BD%E6%80%A7%E3%82%92%E7%A4%BA%E3%81%97%EF%BC%8C%E7%A8%AE%E3%80%85%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%AD%A6%E7%9A%84%E8%A7%A3%E6%9E%90%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E5%81%BD%E9%99%BD%E6%80%A7%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%81%8C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F1%E4%BE%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&rft.jtitle=%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E6%A4%9C%E6%9F%BB&rft.au=%E8%A5%BF%E6%9D%91%2C+%E7%A7%80%E4%B8%80&rft.au=%E5%A4%A7%E5%AE%AE%2C+%E5%8D%93&rft.au=%E4%BD%90%E8%97%A4%2C+%E5%85%89&rft.date=2020-07-25&rft.pub=%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%87%A8%E5%BA%8A%E8%A1%9B%E7%94%9F%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E6%8A%80%E5%B8%AB%E4%BC%9A&rft.issn=0915-8669&rft.eissn=2188-5346&rft.volume=69&rft.issue=3&rft.spage=463&rft.epage=467&rft_id=info:doi/10.14932%2Fjamt.19-99&rft.externalDocID=article_jamt_69_3_69_19_99_article_char_ja |
| thumbnail_l | http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/lc.gif&issn=0915-8669&client=summon |
| thumbnail_m | http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/mc.gif&issn=0915-8669&client=summon |
| thumbnail_s | http://covers-cdn.summon.serialssolutions.com/index.aspx?isbn=/sc.gif&issn=0915-8669&client=summon |