基礎研究は臨床栄養管理を変えてきたか
「I はじめに」医療の現場でも働き方改革の影響は大きく, 研修医・メディカルスタッフの厳密な勤務時間管理が求められている. 数年以内には, 超過勤務・過重労働が当たり前で, それだからこそ医療の現場が支えられてきた中堅・ベテラン医師についても, 同様の管理が適用されるようになるという. これから日本の医療はどうなってしまうんだろう…という不安を抱かざるを得ない. このような医師の働き方の変革は, 今後, 基礎研究のありかたにも大きな影響をおよぼすかもしれない. 本稿では, 基礎研究の重要性について著者の思うところをわずかながらお伝えしたい. 「II 日本外科代謝栄養学会の目的」本学会の会則第三...
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Published in | 外科と代謝・栄養 Vol. 53; no. 6; pp. 271 - 273 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本外科代謝栄養学会
15.12.2019
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0389-5564 2187-5154 |
DOI | 10.11638/jssmn.53.6_271 |
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Summary: | 「I はじめに」医療の現場でも働き方改革の影響は大きく, 研修医・メディカルスタッフの厳密な勤務時間管理が求められている. 数年以内には, 超過勤務・過重労働が当たり前で, それだからこそ医療の現場が支えられてきた中堅・ベテラン医師についても, 同様の管理が適用されるようになるという. これから日本の医療はどうなってしまうんだろう…という不安を抱かざるを得ない. このような医師の働き方の変革は, 今後, 基礎研究のありかたにも大きな影響をおよぼすかもしれない. 本稿では, 基礎研究の重要性について著者の思うところをわずかながらお伝えしたい. 「II 日本外科代謝栄養学会の目的」本学会の会則第三条に, 本会の目的が以下のように示されている. 「本会は外科・救急およびその関連領域における代謝・栄養学ならびに侵襲学の教育, 臨床および研究の向上・充実をはかり, これらの分野の進歩と国民医療の向上に貢献することを目的とする.」 |
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ISSN: | 0389-5564 2187-5154 |
DOI: | 10.11638/jssmn.53.6_271 |