総合健診における臨床検査の役割と将来展望

「抄録」一般外来と異なり, 健診では受診者の主訴は少なく, 全身状態の診断には検査, 特に検体検査に寄与するところが大きい. 二次予防から一次予防に重点が置かれる現在では, 精度の保証された臨床検査データは, 疾病の早期発見, 改善効果の判定基準に繋がっている. 今後は, ゲノム解析の進歩, さらに個人データの蓄積に伴い受診者個人の判定基準, 生活習慣改善の健診システムが構築されることが予想される....

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Bibliographic Details
Published in総合健診 Vol. 46; no. 2; pp. 219 - 225
Main Author 田内, 一民
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本総合健診医学会 10.03.2019
日本総合健診医学会
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ISSN1347-0086
1884-4103
DOI10.7143/jhep.46.219

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Summary:「抄録」一般外来と異なり, 健診では受診者の主訴は少なく, 全身状態の診断には検査, 特に検体検査に寄与するところが大きい. 二次予防から一次予防に重点が置かれる現在では, 精度の保証された臨床検査データは, 疾病の早期発見, 改善効果の判定基準に繋がっている. 今後は, ゲノム解析の進歩, さらに個人データの蓄積に伴い受診者個人の判定基準, 生活習慣改善の健診システムが構築されることが予想される.
ISSN:1347-0086
1884-4103
DOI:10.7143/jhep.46.219