スパインマットが児童の直立位における脊柱傾斜角および足圧中心の位置に与える影響
〔目的〕児童を対象に,スパインマットの使用前後で脊柱傾斜角と足圧中心の位置がどのように変化するのか検討をした.〔対象と方法〕児童83名を対象とした.スパインマットによる介入前後で,直立位における脊柱傾斜角と足圧中心の位置の測定を実施した.〔結果〕介入前後の脊柱傾斜角は,男子において介入前(4.34 ± 3.7°)に比べ介入後(3.04 ± 3.8°)に有意に前傾の程度が減少した.一方,女子においては有意な差は認められなかった.足圧中心の位置の変化は,男女ともに有意な変化は認められなかった.〔結語〕スパインマットの即時効果として,男子のみ介入後に脊柱傾斜角が減少した.また足圧中心の位置に変化は認...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 38; no. 6; pp. 405 - 410 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2023
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.38.405 |
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Summary: | 〔目的〕児童を対象に,スパインマットの使用前後で脊柱傾斜角と足圧中心の位置がどのように変化するのか検討をした.〔対象と方法〕児童83名を対象とした.スパインマットによる介入前後で,直立位における脊柱傾斜角と足圧中心の位置の測定を実施した.〔結果〕介入前後の脊柱傾斜角は,男子において介入前(4.34 ± 3.7°)に比べ介入後(3.04 ± 3.8°)に有意に前傾の程度が減少した.一方,女子においては有意な差は認められなかった.足圧中心の位置の変化は,男女ともに有意な変化は認められなかった.〔結語〕スパインマットの即時効果として,男子のみ介入後に脊柱傾斜角が減少した.また足圧中心の位置に変化は認められない可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.38.405 |