消臭機能を有したストーマ袋カバーの有用性の検討

オストメイトにとって臭いは深刻な問題である。消臭機能を有する線維を用いて従来使用している採便袋に被せるだけのストーマ袋カバーを開発し、その消臭効果を通常の綿で作成したカバーと比較した。まず手術直後のイレオストミー患者とコロストミー患者に試作し、コロストミー患者で有用な傾向がみられたため、二次研究ではケアの安定したコロストミー患者34名を対象にして比較した。消臭機能を有するストーマ袋カバーはコロストミー患者の自覚的な臭いの改善に有効であった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 29; no. 3; pp. 67 - 72
Main Authors 吉村, 稔, 坂爪, 友美, 北澤, 隆二, 永井, 雅子, 大毛, 宏喜, 堀口, ゆかり, 鈴木, 俊之, 岡田, 和丈, 貞廣, 莊太郎, 逢沢, 舞子, 田中, 彰
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 2013
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1882-0115
2434-3056
DOI10.32158/jsscr.29.3_67

Cover

More Information
Summary:オストメイトにとって臭いは深刻な問題である。消臭機能を有する線維を用いて従来使用している採便袋に被せるだけのストーマ袋カバーを開発し、その消臭効果を通常の綿で作成したカバーと比較した。まず手術直後のイレオストミー患者とコロストミー患者に試作し、コロストミー患者で有用な傾向がみられたため、二次研究ではケアの安定したコロストミー患者34名を対象にして比較した。消臭機能を有するストーマ袋カバーはコロストミー患者の自覚的な臭いの改善に有効であった。
ISSN:1882-0115
2434-3056
DOI:10.32158/jsscr.29.3_67