胃癌腹膜播種による人工肛門狭窄にステント留置術が有効であった1例
「はじめに」胃癌の腹膜播種による人工肛門狭窄をきたした症例は日常診療においてしばしば遭遇する. 今回我々は食道胃接合部癌術後骨盤内再発に対して人工肛門を造設した症例で, 腹膜播種進行による人工肛門悪性狭窄に対し金属ステント(Self-expanding metal stent: SEMS)を留置し, 閉塞が改善した症例を経験した. 文献的考察を加えて報告する. 「症例」患者: 84歳女性 主訴: 腹痛, 人工肛門からの排便消失 現病歴: 2020年11月に食道胃接合部癌(Siewert type II 食道浸潤長1cm)に対して開腹噴門側胃切除術, D1+(+No.19, 20)郭清術, ダブ...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 102; no. 1; pp. 71 - 73 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
30.06.2023
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
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Summary: | 「はじめに」胃癌の腹膜播種による人工肛門狭窄をきたした症例は日常診療においてしばしば遭遇する. 今回我々は食道胃接合部癌術後骨盤内再発に対して人工肛門を造設した症例で, 腹膜播種進行による人工肛門悪性狭窄に対し金属ステント(Self-expanding metal stent: SEMS)を留置し, 閉塞が改善した症例を経験した. 文献的考察を加えて報告する. 「症例」患者: 84歳女性 主訴: 腹痛, 人工肛門からの排便消失 現病歴: 2020年11月に食道胃接合部癌(Siewert type II 食道浸潤長1cm)に対して開腹噴門側胃切除術, D1+(+No.19, 20)郭清術, ダブルトラクト再建術が施行された. 腫瘍は病理学的にGE, type3, 35×30mm, tub1 > tub2, T3(SS), INFb, Ly1a, V1b, pPM0, pDM0, pN2と診断され, pStage IIIAであった. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.102.1_71 |