多様な炭素源を利用するメタノール資化性酵母の遺伝子発現系

メタノール資化性酵母では,主にメタノール資化に関わる酵素遺伝子を制御する強力なメタノール誘導性プロモーターを利用したタンパク質生産が行われてきたが,近年,メタノールを使用せずにグルコースやグリセロール,エタノールなど,メタノール以外の多様な炭素源を利用したタンパク質の発現系が開発されている.さまざまな可能性を秘めたメタノール資化性酵母による遺伝子発現系を紹介する....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in生物工学会誌 Vol. 99; no. 10; pp. 516 - 520
Main Authors 髙木, 忍, 阪井, 康能, 由里本, 博也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生物工学会 25.10.2021
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0919-3758
2435-8630
DOI10.34565/seibutsukogaku.99.10_516

Cover

More Information
Summary:メタノール資化性酵母では,主にメタノール資化に関わる酵素遺伝子を制御する強力なメタノール誘導性プロモーターを利用したタンパク質生産が行われてきたが,近年,メタノールを使用せずにグルコースやグリセロール,エタノールなど,メタノール以外の多様な炭素源を利用したタンパク質の発現系が開発されている.さまざまな可能性を秘めたメタノール資化性酵母による遺伝子発現系を紹介する.
ISSN:0919-3758
2435-8630
DOI:10.34565/seibutsukogaku.99.10_516