総合健診の標準化と用語の統一

「抄録」総合健診の標準化において, 用語の統一は重要な課題である. 2018年に日本人間ドック学会が設立し, 2019年より日本総合健診医学会が加わった「人間ドック・健診用語集作成員会」では, 画像検査で使用される所見・診断名の標準用語と類義語のシソーラス(対応表)作成作業が行われ, 成果は2021年に健診標準フォーマットVer3.2として反映された. 一方で, シソーラスを一般公開する意味での「健診標準フォーマットテキスト」発刊, 新たな画像検査用語についての追加検討, 既往歴病名の標準化, 受診者向けの用語説明文策定など, まだ多くの課題が残されている....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in総合健診 Vol. 50; no. 2; pp. 232 - 236
Main Author 高木重人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本総合健診医学会 10.03.2023
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:「抄録」総合健診の標準化において, 用語の統一は重要な課題である. 2018年に日本人間ドック学会が設立し, 2019年より日本総合健診医学会が加わった「人間ドック・健診用語集作成員会」では, 画像検査で使用される所見・診断名の標準用語と類義語のシソーラス(対応表)作成作業が行われ, 成果は2021年に健診標準フォーマットVer3.2として反映された. 一方で, シソーラスを一般公開する意味での「健診標準フォーマットテキスト」発刊, 新たな画像検査用語についての追加検討, 既往歴病名の標準化, 受診者向けの用語説明文策定など, まだ多くの課題が残されている.
ISSN:1347-0086
DOI:10.7143/jhep.50.232