無症状で発見された画像上低悪性度グリオーマを疑う非造影病変の自然経過:年齢に着目した対応手順の提案
偶発的に発見されたlow-grade glioma疑い病変について,当院での経過観察症例を対象として増大の有無に影響する臨床的因子を中心に検討した.増大の有無を18歳以上と18歳未満の二群に分けて検討すると,18歳以上の群は18歳未満の群と比較して有意に増大が多かった.また,画像診断についてT2-FLAIRミスマッチサインに着目すると,小児の症例や病変が小さい症例においては星細胞腫,IDH遺伝子変異陽性の感度と特異度が低下した....
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Published in | 小児の脳神経 Vol. 49; no. 4; pp. 147 - 153 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本小児神経外科学会
2024
日本小児神経外科学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0387-8023 2435-824X |
DOI | 10.34544/jspn.49.4_147 |
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Summary: | 偶発的に発見されたlow-grade glioma疑い病変について,当院での経過観察症例を対象として増大の有無に影響する臨床的因子を中心に検討した.増大の有無を18歳以上と18歳未満の二群に分けて検討すると,18歳以上の群は18歳未満の群と比較して有意に増大が多かった.また,画像診断についてT2-FLAIRミスマッチサインに着目すると,小児の症例や病変が小さい症例においては星細胞腫,IDH遺伝子変異陽性の感度と特異度が低下した. |
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ISSN: | 0387-8023 2435-824X |
DOI: | 10.34544/jspn.49.4_147 |