コロナ禍の医療系大学生における自宅付近での運動と運動習慣との関連

「緒言」2020年, 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) という人類にとって未知のウイルスが世界中に蔓延したことによって世界中の人々の生活は一変した. 2020年4月7日, 日本政府による緊急事態宣言の発令により, 自粛生活を余儀なくされ, 人々の生活様式は大きく様変わりすることとなった. 大学生においても例外ではなく, 対面授業からオンライン授業への転換, 部活動の停止などの対応策が講じられた. このような制限された日常生活下において, 政府からは「新しい生活様式」を確立することが提唱され, これからはCOVID-19と共生しつつ日常生活をできる範囲で取り戻す, あるいは新しいラ...

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Published in日本生理人類学会誌 Vol. 27; no. 2; pp. 23 - 26
Main Authors 富田, 義人, 加藤, 剛平, 重國, 宏次, 有本, 邦洋, 秋元, 美穂, 大矢, 暢久, 五嶋, 裕子, 佐藤, 淳矢, 武井, 圭一, 畠山, 久司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本生理人類学会 25.05.2022
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Summary:「緒言」2020年, 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) という人類にとって未知のウイルスが世界中に蔓延したことによって世界中の人々の生活は一変した. 2020年4月7日, 日本政府による緊急事態宣言の発令により, 自粛生活を余儀なくされ, 人々の生活様式は大きく様変わりすることとなった. 大学生においても例外ではなく, 対面授業からオンライン授業への転換, 部活動の停止などの対応策が講じられた. このような制限された日常生活下において, 政府からは「新しい生活様式」を確立することが提唱され, これからはCOVID-19と共生しつつ日常生活をできる範囲で取り戻す, あるいは新しいライフスタイルを確立することが必要となる. 2018年のスポーツ庁による調査によると, 週1日以上運動・スポーツをする成人の割合は55.1%であり各年代において増加傾向であるとしている.
ISSN:1342-3215
2432-0986
DOI:10.20718/jjpa.27.2_23