腸重積を呈した脾弯曲部結腸脂肪腫に対して腹腔鏡手術を施行した一例

「はじめに」腸重積は一般的には乳幼児期に好発し成人例は全体の5~10%と比較的稀であり, 小児との相違点はその多くが器質的疾患に由来することが知られている. 大腸脂肪腫は良性疾患ではあるが, 稀に腸重積を合併することが知られており, 緊急手術が必要な症例もみとめられる. 2000年以降の手術報告では, 腹腔鏡下手術が増えている. 今回, 腸重積を呈した結腸脂肪腫の1例を経験したので報告する. 「症例」患者:50歳代, 女性. 主訴:下血, 左側腹部痛. 既往歴:両股関節変形症. 家族歴:特になし 常用薬:なし....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 95; no. 1; pp. 121 - 123
Main Authors 山田, 暢, 丹生谷, 凛太郎, 徳山, 丞, 栗原, 直人, 飯田, 修平, 浅田, 祐介, 下田, 啓文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 20.12.2019
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.95.1_121

Cover

More Information
Summary:「はじめに」腸重積は一般的には乳幼児期に好発し成人例は全体の5~10%と比較的稀であり, 小児との相違点はその多くが器質的疾患に由来することが知られている. 大腸脂肪腫は良性疾患ではあるが, 稀に腸重積を合併することが知られており, 緊急手術が必要な症例もみとめられる. 2000年以降の手術報告では, 腹腔鏡下手術が増えている. 今回, 腸重積を呈した結腸脂肪腫の1例を経験したので報告する. 「症例」患者:50歳代, 女性. 主訴:下血, 左側腹部痛. 既往歴:両股関節変形症. 家族歴:特になし 常用薬:なし.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.95.1_121