画像上特徴的所見を呈した静脈硬化性大腸炎の1例

症例は46歳男性。C型慢性肝炎にて,経過観察中,腸閉塞症状にて発症。保存的治療にて改善後,各種検査施行。腹部単純X-Pにて,上行結腸の走行に一致して糸状の石灰化像を認めた。内視鏡検査では,盲腸から横行結腸の中央部まで血管透見像が消失し,浮腫状で青色調であった。注腸検査では,同部の大腸壁の硬化・不整像が認められた。CT-angioにて大腸壁の静脈系の石灰化像が確認され,静脈硬化性大腸炎と診断された。...

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Bibliographic Details
Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 65; no. 2; pp. 100 - 101
Main Authors 吉田, 行哉, 速水, 陽子, 猛尾, 弘照, 早川, 和雄, 松岡, 正記, 山名, 大吾, 弓場, 孝治, 遠藤, 寛子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2004
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
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ISSN1348-9844
2187-4999
DOI10.11641/pde.65.2_100

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Summary:症例は46歳男性。C型慢性肝炎にて,経過観察中,腸閉塞症状にて発症。保存的治療にて改善後,各種検査施行。腹部単純X-Pにて,上行結腸の走行に一致して糸状の石灰化像を認めた。内視鏡検査では,盲腸から横行結腸の中央部まで血管透見像が消失し,浮腫状で青色調であった。注腸検査では,同部の大腸壁の硬化・不整像が認められた。CT-angioにて大腸壁の静脈系の石灰化像が確認され,静脈硬化性大腸炎と診断された。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.65.2_100