colitic cancerと考えられた大腸癌の1例

症例は59歳女性。感冒様症状にて近医を受診し,右下腹部に手拳大の腫瘤を指摘され,当院を紹介受診した。画像診断上,腸結核が疑われ治療を行った。約3年6カ月後に,病変部からの生検で高分化腺癌が検出され,右半結腸切除術を施行した。基礎疾患は画像診断上,腸結核が疑われ,病理学的には潰瘍性大腸炎も否定できなかったが,colitic cancerの特徴を有する症例であった。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 72; no. 2; pp. 104 - 105
Main Authors 石山, 晃世志, 五十嵐, 正広, 岸原, 輝仁, 文園, 豊, 倉岡, 賢輔, 小川, 大志, 千野, 晶子, 船津, 康裕, 浦上, 尚之, 上野, 雅資, 鹿取, 正道, 山本, 智理子, 加藤, 洋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2008
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:症例は59歳女性。感冒様症状にて近医を受診し,右下腹部に手拳大の腫瘤を指摘され,当院を紹介受診した。画像診断上,腸結核が疑われ治療を行った。約3年6カ月後に,病変部からの生検で高分化腺癌が検出され,右半結腸切除術を施行した。基礎疾患は画像診断上,腸結核が疑われ,病理学的には潰瘍性大腸炎も否定できなかったが,colitic cancerの特徴を有する症例であった。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.72.2_104