DAPT内服中に血便を呈し孤立性PJSと診断された透析患者の一例

「I はじめに」小腸出血の報告は慢性貧血の報告が多く, 小腸ポリープから大量出血をきたした報告は少ない. 今回我々は消化管出血が診断の契機となり内視鏡粘膜切除術(EMR)で治療した抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)内服中の回腸孤立性 Peutz-Jeghers type polyp (PJS)の1例を経験したのでここに報告する. 「II 症例」患者: 60歳代, 男性 主訴: 血便 既往歴: 狭心症, 末期腎不全(血液透析中) 生活歴: 飲酒なし, 喫煙なし 常用薬: バイアスピリン, クロピドグレル, イコサペント酸エチル, カルベジロール, 一硝酸イソソルビド, コレスチミド, アムロジピ...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 97; no. 1; pp. 108 - 109
Main Authors 石井, 亮佑, 池宮城, 秀和, 申, 貴広, 普天間, 朝久, 原, 英展, 杉山, 勇太, 町田, 智世, 米本, 有輝, 伊東, 詩織, 深見, 裕一, 吉野, 耕平, 先田, 信哉, 熊谷, 二郎, 石原, 早織
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 18.12.2020
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
DAPT
回腸孤立性Peutz-Jeghers type polyp
小腸ポリープ
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Summary:「I はじめに」小腸出血の報告は慢性貧血の報告が多く, 小腸ポリープから大量出血をきたした報告は少ない. 今回我々は消化管出血が診断の契機となり内視鏡粘膜切除術(EMR)で治療した抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)内服中の回腸孤立性 Peutz-Jeghers type polyp (PJS)の1例を経験したのでここに報告する. 「II 症例」患者: 60歳代, 男性 主訴: 血便 既往歴: 狭心症, 末期腎不全(血液透析中) 生活歴: 飲酒なし, 喫煙なし 常用薬: バイアスピリン, クロピドグレル, イコサペント酸エチル, カルベジロール, 一硝酸イソソルビド, コレスチミド, アムロジピン, アルファカルシドール, ボノプラザンフマル酸, 炭酸カルシウム, インスリングラルギン, インスリンアスパルト
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.97.1_108