急性期不全頸髄損傷者の歩行自立に必要な膝関節伸展筋力
〔目的〕急性期不全頸髄損傷者の歩行自立に必要な膝関節伸展筋力の基準値を明らかにする.〔対象と方法〕対象は,急性期病院に入院したASIA Impairment ScaleがCおよびDの不全頸髄損傷者59名である.対象を歩行自立群と非自立群に分類し,基礎情報と身体機能について比較した.〔結果〕ロジスティック回帰分析の結果,有意に抽出された要因は膝関節伸展筋力値であり,カットオフ値は0.37 kgf/kgであった.〔結語〕急性期の不全頸髄損傷者における歩行再獲得に向けた治療方針に役立つ具体的指標が明らかとなった....
Saved in:
Published in | 理学療法科学 Vol. 38; no. 1; pp. 63 - 67 |
---|---|
Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2023
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.38.63 |
Cover
Summary: | 〔目的〕急性期不全頸髄損傷者の歩行自立に必要な膝関節伸展筋力の基準値を明らかにする.〔対象と方法〕対象は,急性期病院に入院したASIA Impairment ScaleがCおよびDの不全頸髄損傷者59名である.対象を歩行自立群と非自立群に分類し,基礎情報と身体機能について比較した.〔結果〕ロジスティック回帰分析の結果,有意に抽出された要因は膝関節伸展筋力値であり,カットオフ値は0.37 kgf/kgであった.〔結語〕急性期の不全頸髄損傷者における歩行再獲得に向けた治療方針に役立つ具体的指標が明らかとなった. |
---|---|
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.38.63 |