経皮経肝的乳頭括約筋切開術の1例

症例は61歳男性。閉塞性胆管炎のためPTCD施行。総胆管結石をPTCDルートより砕石し,採石(ビ系石)した。さらに遺残結石と再発に備えESTを計画するも,開口障害から十二指腸鏡が入らず。唯一挿入できる細径上部内視鏡で十二指腸乳頭を観察しながらPTCDルートからガイドワイヤー(GW)を用いて,GWルーメンを持つパピロトームを乳頭より出し経皮経肝的乳頭括約筋切開術を行った。総胆管とパピロトームのカーブが一致し比較的簡単に行うことが出来た。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 65; no. 2; pp. 114 - 115
Main Authors 大野, 隆, 奥脇, 裕介, 前澤, 寧, 穴澤, 康志, 蓮見, 桂三, 森野, 文敏, 中野, 史郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2004
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:症例は61歳男性。閉塞性胆管炎のためPTCD施行。総胆管結石をPTCDルートより砕石し,採石(ビ系石)した。さらに遺残結石と再発に備えESTを計画するも,開口障害から十二指腸鏡が入らず。唯一挿入できる細径上部内視鏡で十二指腸乳頭を観察しながらPTCDルートからガイドワイヤー(GW)を用いて,GWルーメンを持つパピロトームを乳頭より出し経皮経肝的乳頭括約筋切開術を行った。総胆管とパピロトームのカーブが一致し比較的簡単に行うことが出来た。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.65.2_114