続発性消化管アミロイドーシスによる蛋白漏出性腸症を合併したCrohn病の1例

15年来のクローン病に発症した続発性消化管アミロイドーシス・蛋白漏出性腸症に対して原病のコントロール目的で施行した回盲部切除が奏功した1例を経験した。近年,関節リウマチやクローン病に伴う続発性アミロイドーシスの報告例が増加しているが,多くは保存的治療により改善する。本例は内科的治療に抵抗性で外科的手術によりアミロイドーシスが改善した稀な症例である。...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 70; no. 2; pp. 100 - 101
Main Authors 田中, 花林, 桜庭, 篤, 首村, 智久, 芹沢, 宏, 金子, 文彦, 常松, 令, 渡辺, 憲明, 熊谷, 直樹, 森永, 正二郎, 土本, 寛二, 日比, 紀文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 2007
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:15年来のクローン病に発症した続発性消化管アミロイドーシス・蛋白漏出性腸症に対して原病のコントロール目的で施行した回盲部切除が奏功した1例を経験した。近年,関節リウマチやクローン病に伴う続発性アミロイドーシスの報告例が増加しているが,多くは保存的治療により改善する。本例は内科的治療に抵抗性で外科的手術によりアミロイドーシスが改善した稀な症例である。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.70.2_100