下部消化管内視鏡検査時に認められた大腸アニサキス症の5例

「はじめに」 大腸アニサキス症は全消化管アニサキス症の1.1%と稀である. 当院での大腸検査時に認められたアニサキス症について検討した. 「方法」 2007年4月から2011年3月までに当院で施行した下部消化管内視鏡検査時に認められた5例について, 内視鏡的特徴像を中心に検討した. 「症例」 【症例1】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:上行結腸に虫体の刺入した粘膜周囲の発赤腫脹を認める. 【症例2】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:盲腸に虫体の刺入した粘膜は正常. 【症例3】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:横行結腸に虫体の刺入した粘膜周囲...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 82; no. 1; pp. 182 - 183
Main Authors 上田, 薫, 斎藤, 彰一, 井出, 大資, 大谷, 友彦, 玉井, 尚人, 鳥巣, 勇一, 加藤, 智弘, 田尻, 久雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 14.06.2013
日本消化器内視鏡学会関東支部会
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Summary:「はじめに」 大腸アニサキス症は全消化管アニサキス症の1.1%と稀である. 当院での大腸検査時に認められたアニサキス症について検討した. 「方法」 2007年4月から2011年3月までに当院で施行した下部消化管内視鏡検査時に認められた5例について, 内視鏡的特徴像を中心に検討した. 「症例」 【症例1】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:上行結腸に虫体の刺入した粘膜周囲の発赤腫脹を認める. 【症例2】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:盲腸に虫体の刺入した粘膜は正常. 【症例3】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:横行結腸に虫体の刺入した粘膜周囲の軽度発赤腫脹を認める(Color 1). 【症例4】 患者:60代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:盲腸に虫体の刺入した粘膜周囲の軽度発赤腫脹を認める. 【症例5】 患者:50代, 男性. 主訴:特になし. 現病歴:上行結腸に虫体の刺入した粘膜周囲の軽度発赤腫脹を認める(Color 2).
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.82.1_182