EUS-guided fine needle biopsyにより診断を得た膵神経鞘腫の一例

「症例」患者:41歳, 男性. 主訴:特訴なし. 既往歴:特記事項なし. 現病歴:201X年11月, 健康診断の腹部超音波検査で膵頭部に8mm大の腫瘤性病変を指摘され, EUS-FNA(Endoscopic Ultrasonography-guided Fine Needle Aspiration)施行目的に当院紹介となった. 入院時現症:身長183.2cm, 体重91.5kg, BMI 27.3kg/m2. 意識清明, 脈拍63回/分 整, 血圧138/70mmHg, 体温36.5℃, SpO2 98%(ambient air). 身体所見:特記すべき異常所見なし. 血液所見:特記すべき異常...

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Published inProgress of Digestive Endoscopy Vol. 99; no. 1; pp. 143 - 145
Main Authors 久保, 雄器, 小畑, 力, 野口, 聡明, 栗原, 昌孝, 木村, 浩一郎, 栗原, 英心, 椎名, 啓介, 伊島, 正志, 大竹, 陽介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部 03.12.2021
日本消化器内視鏡学会関東支部会
Subjects
EUS-guided fine needle biopsy
膵神経鞘腫
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Summary:「症例」患者:41歳, 男性. 主訴:特訴なし. 既往歴:特記事項なし. 現病歴:201X年11月, 健康診断の腹部超音波検査で膵頭部に8mm大の腫瘤性病変を指摘され, EUS-FNA(Endoscopic Ultrasonography-guided Fine Needle Aspiration)施行目的に当院紹介となった. 入院時現症:身長183.2cm, 体重91.5kg, BMI 27.3kg/m2. 意識清明, 脈拍63回/分 整, 血圧138/70mmHg, 体温36.5℃, SpO2 98%(ambient air). 身体所見:特記すべき異常所見なし. 血液所見:特記すべき異常所見なし. 腹部造影CT:後期動脈相で膵頭部に8mm大の乏血性腫瘤を認め, 尾側膵管の拡張は認めなかった. MRCP:CTで指摘された病変は描出されず. 臨床経過:201X+1年2月に十二指腸球部からのアプローチで, 22G針(EZ shot 3 Plus(TM), OLYMPUS, 東京)を用いてEUS-FNAを施行した.
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.99.1_143