EUS下肝内胆管胃瘻孔形成術後早期にstent kinkingを来した一例
「症例」患者:75歳, 男性 入院目的:胆道ステント定期交換 既往歴:前立腺癌・多発骨転移, 高血圧症, 脂質異常症 現病歴:20XX-3年3月, 局所進行膵癌と診断され, ERCPで胆管狭窄部にcovered typeの自己拡張型金属ステント(SEMS)を留置し, 化学療法を開始した. 20XX-2年9月, 胆管炎で入院した際の胆管造影像にて, 狭窄の改善を認めたためSEMSを抜去した. 20XX-1年4月, 肝胆道系酵素の上昇を認め, BismuthI型の胆管狭窄を認めたため, 7Frのプラスチックステント(PS)を留置した. 胆管径が細く, SEMS再留置は困難と判断し, 定期的にPSの...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 95; no. 1; pp. 135 - 137 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
20.12.2019
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.95.1_135 |
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Summary: | 「症例」患者:75歳, 男性 入院目的:胆道ステント定期交換 既往歴:前立腺癌・多発骨転移, 高血圧症, 脂質異常症 現病歴:20XX-3年3月, 局所進行膵癌と診断され, ERCPで胆管狭窄部にcovered typeの自己拡張型金属ステント(SEMS)を留置し, 化学療法を開始した. 20XX-2年9月, 胆管炎で入院した際の胆管造影像にて, 狭窄の改善を認めたためSEMSを抜去した. 20XX-1年4月, 肝胆道系酵素の上昇を認め, BismuthI型の胆管狭窄を認めたため, 7Frのプラスチックステント(PS)を留置した. 胆管径が細く, SEMS再留置は困難と判断し, 定期的にPSの交換を行いながら化学療法を継続とした. 20XX-1年12月, 肝門部狭窄に軽度増悪を認め, 両葉に7FrPSを留置した. 20XX年1月下旬, 定期的なPS交換を目的に入院した. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.95.1_135 |