経皮経肝胆道鏡による再発胆道結石治療の1例
40歳代男性。幽門側胃切除,BillrothⅡ法再建を受けている。初回胆管炎時に総胆管への挿管困難例であり胆摘術とT-tube挿入を行い遺残結石のないことを確認した。しかし6カ月後,閉塞性化膿性胆管炎を発症し経皮経肝胆道ドレナージを施行した。炎症が改善した後に経皮経肝胆道鏡(PTCS)下に総胆管結石を電気水圧破砕により切石し術後10カ月現在再発はない。PTCS下の切石は近年減少しているが,有効な治療法の1つであり継承すべき技術であると考える。...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 71; no. 2; pp. 126 - 127 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
2007
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
Subjects | |
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ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.71.2_126 |
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Summary: | 40歳代男性。幽門側胃切除,BillrothⅡ法再建を受けている。初回胆管炎時に総胆管への挿管困難例であり胆摘術とT-tube挿入を行い遺残結石のないことを確認した。しかし6カ月後,閉塞性化膿性胆管炎を発症し経皮経肝胆道ドレナージを施行した。炎症が改善した後に経皮経肝胆道鏡(PTCS)下に総胆管結石を電気水圧破砕により切石し術後10カ月現在再発はない。PTCS下の切石は近年減少しているが,有効な治療法の1つであり継承すべき技術であると考える。 |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.71.2_126 |